パソコンでDVDディスクを再生しようとした際に、DVDドライブが認識しないというトラブルに直面したことはありませんか?この問題は、さまざまな原因によって発生します。
本記事では、Windows 10/11でDVDドライブが認識されない場合の主な原因と、その具体的な解決策について詳しく解説します。
DVDドライブが認識しない主な原因
DVDドライブが認識されない場合、原因は大きく分けて以下の3つに分類されます。
①ソフトウェアの不具合
ソフトウェアの不具合は、DVDドライブが認識されない原因として最も一般的です。
たとえば、再生ソフトがDVDの規格やコピーガードに対応していない場合、ディスクを正しく認識できないことがあります。
また、Windowsのアップデート後に互換性の問題が発生したり、ソフトウェアを古いバージョンのまま使用していることでレジストリに異常が生じたりすると、DVDを正常に再生できなくなることがあります。
②システムや設定側の問題
システム設定やOSの構成によっても、DVDドライブが認識されなくなることがあります。
例えば、BIOS/UEFIでドライブが無効化されている、レジストリの値が不正になっている、自動再生設定がオフになっている、またはデバイスマネージャーからドライブが消失しているケースなどが挙げられます。
③ハードウェアの故障・接続不良
物理的な故障やケーブルの接触不良も、DVDドライブが認識されない大きな原因の一つです。
長期間の使用によって、ドライブ自体が劣化・故障することも珍しくありません。
また、外付けドライブの場合は、PCのUSBポートの不具合や電力供給の不足が原因で認識されないトラブルも頻繁に発生します。
DVDドライブが認識されない場合の対処法―ソフトウェアの互換性に問題がある場合
ソフトウェアの不具合や互換性の問題でDVDドライブが認識されない場合、以下の方法が効果的です。
①市販・レンタルDVDを再生できる無料プレーヤーソフトを使う
Windows10/11では「メディアプレイヤー」が標準搭載されていますが、残念ながら、市販やレンタルDVDの再生には対応していません。これはコピーガード(CCD/AACS/BD+)やリージョンコードの制限が原因です。この問題を解決するには、「Leawo Blu-ray Player」の導入が有効です。
「Leawo Blu-ray Player」はWindows 10/11環境でDVDやBlu-rayを無料再生できる高機能メディアプレイヤーです。市販・レンタルDVD、コピーガード付きディスク、さらにBlu-rayにも対応し、Windows標準のメディアプレイヤーでは再生できないコンテンツを問題なく視聴できます。ISOファイルやVIDEO_TS、BDMVフォルダの再生も可能で、ディスクをPCに保存して視聴したい方にも便利です。
また、「Leawo Blu-ray Player」の対応フォーマットはMP4、AVI、MKVなどの動画形式に加え、SRTやASS形式の外部字幕にも対応。マルチ音声・字幕切り替え、映像の明るさ・音声出力の細かな調整など、再生機能も充実しています。操作画面は日本語対応で初心者でも扱いやすく、スナップショット機能や再生後の自動シャットダウン設定なども便利です。

☉ Windows/MacでBlu-ray/DVD/ISO/4K・HD動画/音楽を無料再生。
☉ 映画館並みの映像空間を創出、最高の映像体験を提供。
☉ もっとほかの実用的な追加機能。
☉ Blu-ray/DVDをリージョンフリー再生。
☉ ユーザー向けの個性的な再生コントロール。
Leawo Blu-ray Playerのガイド動画:
②テレビ番組を録画したDVD対応のCPRM再生ソフトを利用する
地デジやBS/CSデジタル放送などを録画したDVDには、CPRM(Content Protection for Recordable Media)という著作権保護技術が施されています。録画されたデータは暗号化されているため、専用の復号ライセンスを持つ有料ソフトでなければ再生できません。
代表的なCPRM対応ソフトとしては、「PowerDVD」や「WinDVD」などがあり、安定した再生性能でおすすめです。
DVDドライブが認識されない場合の対処法―システムや設定側に問題がある場合
システムや設定側の問題が疑われる場合は、以下の4つの方法を順に試してください。
①デバイスマネージャー更新を行う
最初に試すべき対処法は「デバイスマネージャー」を使用してドライバーを更新することです。ドライバーの不具合は、認識不良の最も一般的な原因の一つです。以下の手順で問題を解決しましょう。
1.スタートメニューを右クリックし、「デバイスマネージャー」を選択します。
2.「DVD/CD-ROMドライブ」を展開し、該当するドライブを右クリックします。
3.「ドライバー ソフトウェアの更新」を選択します。

②BIOS/UEFI設定を確認する
DVDドライブがBIOS/UEFIで無効化されている場合、Windows上で認識されないことがあります。この場合、BIOS/UEFI設定を確認し、必要に応じて変更することで問題を解決できます。
1.「設定」→「更新とセキュリティ」→「回復」→「今すぐ再起動」を選択し、「UEFIファームウェアの設定」からアクセスします。

2.BIOS(UEFI)設定画面内の「Boot」または「Storage」メニューを開きます。DVDドライブがリストに表示されているか確認します。表示されていない場合、「Enable」または「Auto」に設定を変更します。

3.設定を変更したら、「Save and Exit」を選択して保存し、再起動します。
③自動再生設定を変更する
自動再生設定が無効になっている場合、DVDを挿入しても自動的に認識されないことがあります。この設定を確認し、必要に応じて変更することで問題を解決できます。
1.スタートメニューから「設定」を開き、「デバイス」→「自動再生」を選択します。
2.「すべてのメディアとデバイスで自動再生を使う」にチェックを入れます。
3.「リムーバブルドライブ」や「メモリーカード」の項目で、適切な動作(例: 「フォルダーを開いてファイルを表示」など)を選択します。
4.設定を保存し、DVDを挿入して自動再生が機能するか確認します。

④レジストリの修正を行う
Windowsのレジストリが破損している場合、DVDドライブが認識されなくなることがあります。以下の手順でレジストリを修正することで問題を解決できます。
1.「Windowsキー + R」を押して「ファイル名を指定して実行」を開き、「regedit」と入力し、Enterキーを押します。

2.【HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Class\{4D36E965-E325-11CE-BFC1-08002BE10318}】パスに移動します。「UpperFilters」と「LowerFilters」というキーを右クリックして削除します。
3. レジストリを編集した後、パソコンを再起動します。

DVDドライブが認識されない場合の対処法―ハードウェア側に問題がある場合
ハードウェアの故障や接続不良が疑われる場合には、以下の2つの対処法が有効です。
①DVDドライブが物理的に故障していないか確認する
以下の手順で物理的な故障を確認してください:
1.他のPCで試す: DVDドライブを別のパソコンに接続し、認識されるか確認します。
2.内部配線の確認: 内蔵型ドライブの場合、パソコン内部の配線が正しく接続されているか確認します。
3.外付けドライブの接続確認: USBケーブルがしっかりと接続されているか、別のポートに差し替えてみます。
故障が確認された場合の対処法:
・修理業者に相談: ドライブが故障している場合は、専門業者に修理を依頼します。
・新しいドライブを購入: 修理が難しい場合は、新しいDVDドライブを購入することを検討してください。
②電源供給不足の有無を確認する
外付けドライブのLEDランプが赤く点滅し続ける、ディスクの読み込み途中で停止する、USB接続時に「デバイスが無効です」と表示される──これらの症状が見られる場合は、電力不足が原因である可能性があります。
その場合は、Y字型USBケーブル(2つのUSBポートから給電するタイプ)を使用する、あるいはACアダプターを使用して外部電源から電力を供給することで、電力不足を補うことができます。
まとめ
DVDドライブが認識しないトラブルには、ソフトウェアの不具合、システムや設定の問題、ハードウェアの故障・接続不良という三つの主な原因があります。
ソフトウェアの互換性問題には、「Leawo Blu-ray Player」などの無料再生ソフトやCPRM対応ソフトの利用が効果的です。
システムや設定の問題には、デバイスマネージャーでのドライバー更新や再インストール、BIOS/UEFIの確認、自動再生設定の見直し、レジストリ修正が有効です。
ハードウェア側の問題では、ケーブルや接続の確認、電源供給の見直し、ドライブ自体の故障チェックが重要です。
これらの対処法を順に試すことで、多くの認識トラブルは解決できます。どうしても解決しない場合は、専門業者への相談やドライブの買い替えも検討しましょう。