「iMovieで作った動画をDVDに焼いて、テレビで見たい!」「iPhoneのiMovieで編集した動画を結婚式のプロフィールムービーにしたい」――そんなふうに思っている方も多いのではないでしょうか。
せっかくiMovieで作成した動画を、家族と大画面で楽しんだり、友人に配布したりするには、DVDに書き込むのが最適な方法の一つです。
本記事では、iMovieで書き出した動画をDVDに焼く方法を、分かりやすく徹底解説していきます。
iMovieで書き出した動画をDVDに焼く前に知っておくべきこと
iMovieで編集した動画をDVDに焼くことで、大画面テレビでの再生や家族・友人への配布が可能になります。しかし、作業を始める前にいくつかの重要なポイントを押さえておく必要があります。
1.動画の形式と解像度
iMovieで書き出した動画は、MP4形式またはMOV形式を選択できます。汎用性を考慮すると、MP4形式での書き出しがおすすめです。
また、解像度はDVD規格に合わせて「720×480(NTSC)」に設定するのが一般的です。
2. 必要な機材とソフトウェア
・パソコン
自宅にパソコンがある場合は、自分で簡単に動画をDVDに焼くことができます。もしパソコンを持っていない場合や操作に不安がある場合は、外部の店舗サービスを利用する方法もあります(詳細は後述します)。
・空のDVDディスク
一般的にはDVD-Rが推奨されます。DVD1枚には、4.7GB(片面1層)または8.5GB(片面2層)の容量制限があります。また、標準画質(SD)であれば、1枚あたり60~120分程度が目安です。
・外付けDVDドライブ
最近のパソコンには光学ドライブが内蔵されていないため、USB接続のDVD書き込み対応ドライブが必須です。
・DVD作成ソフト
家庭用DVDプレイヤーで再生可能な形式「DVD-Video」に変換するためには「オーサリング」と呼ばれる作業が必要であり、ただ単に動画ファイルをDVDにコピーするだけでは不十分です。そのたま、専用のDVD作成ソフトが必須です。
iMovieで書き出した動画をDVDに焼くためのソフト・3選
以下では、iMovieで書き出した動画をDVDに焼くために最適なソフトを3つご紹介し、それぞれの特徴や使い方を詳しく解説します。
「Leawo DVD作成」は、MacとWindowsの両方に対応しており、iMovieで書き出した動画を高品質かつスムーズにDVDに焼ける多機能ソフトです。
「Leawo DVD作成」はMP4、MOV、MKVなど、ほぼすべての動画形式に対応しています。豊富なテンプレートを使用して、オリジナルのDVDメニューを作成できます。さらに、トリミング、クロップ、字幕の追加、エフェクトの適用といった簡易編集機能も搭載されています。初心者から上級者まで幅広く利用できる、直感的な操作性と高いカスタマイズ性が魅力です。

☉ あらゆる形式の動画や画像からDVDディスクを作成。
☉ 無料で豊富なメニューテンプレートを提供、DVDメニューを自由に編集。
☉ 1クリックでISOファイルをDVDディスクに焼く。
☉ 写真スライドショーを作成してDVDディスクに焼く。
☉ 実用な追加機能でより強力なDVD作成ソリューションを提供。
1.ソフトをインストール
・Leawo公式サイトからソフトをダウンロードし、インストールします。
2.モジュールを起動
・ソフトを起動し、「DVD作成」モジュールを選択します。

3.動画を追加
・「ビデオを追加」ボタンをクリックして、iMovieで書き出した動画をインポートします。
・必要に応じて、トリミングやエフェクト追加など、ビデオ編集を行います。
・テンプレートを選び、タイトルや背景音楽を追加してメニューをカスタマイズします。
・作成先ディスクの規格やアスペクト比という出力設定を確認したうえで、「書き込み」ボタンをクリックします。

4.書き込みを開始
・空のDVDを挿入し、書き込み先にDVDディスクを選択します。
・「書き込み」ボタンをクリックして書き込みを開始します。

Leawo DVD作成のガイド動画:
「DVDStyler」は、無料で利用できるオープンソースのDVD作成ソフトです。低スペックのPCでもスムーズに動作し、メニュー画面の作成、チャプター機能、字幕追加など、必要最低限の機能を備えた優れたソフトです。コストを抑えたい方や、シンプルな操作性を求める方に最適な選択肢です。
1.ソフトをインストール
・DVDStylerの公式サイトからソフトをダウンロードし、インストールします。
2.新規プロジェクトを作成
・ソフトを起動し、「新しいプロジェクト」を選択します。必要に応じてディスクの設定を行います。

3. メニューを作成
・テンプレートを選択し、メニューをカスタマイズします。メニューが不要な場合は「テンプレートを使わない」を選択可能です。

4..動画を追加
・「ファイルボタン」ボタンをクリックして、iMovieで書き出した動画をインポートします。

5.書き込みを開始
・赤い「ディスクに書き込む」ボタンをクリックします。
・「DVDに書込み」を選択して、「開始」ボタンをクリックして、DVDへの書き込みを開始します。

「Burn」は、macOS専用の無料DVD書き込みソフトで、シンプルなインターフェースと軽快な動作が特徴です。動画変換、メニュー作成、書き込みといった基本機能を網羅しており、初心者でも迷わず使えるシンプルなデザインが魅力です。手軽にDVDを作成したい方に適しています。
1. ソフトをインストール
・Burnの公式サイトからソフトをダウンロードし、インストールします。
2. 書き込み設定を行う
・書き込み形式を「DVD-Video」に設定します。

3. 動画を追加
・「+」ボタンをクリックして、iMovieで書き出した動画を追加します。
・動画がDVD用に最適化されていない場合は、「mpgにそのファイルを変換しますか」と表示されます。「変換」をクリックして続行します。

4.地域を設定
・「地域」を「NTSC」に設定します。

5. 書き込みを開始
・空のDVDを挿入し、「ディスク作成」ボタンをクリックします。
・作成先のディスクドライブを指定し、書き込み速度を設定してから、「ディスク作成」をクリックして書き込みを開始します。

iMovieで書き出した動画をDVDに焼くためのサービス
前述の通り、「パソコンを持っていない」や「パソコン操作が苦手」という方には、店舗サービスの活用も有効です。ここで、動画データからDVD作成を依頼できるサービスを紹介します。
「カメラのキタムラ」は、全国に店舗を展開する大手写真サービスチェーンで、動画データのDVD作成にも対応しています。お近くの店舗にデータを持ち込むだけで依頼できるため、手軽に利用できるのが魅力です。専門スタッフが対応し、業務用機材を用いた高品質な仕上がりが期待できます。初めての方でも安心して利用できるサービスです。

1.iMovieで書き出した動画をUSBメモリやSDカードに保存
2. 最寄りのカメラのキタムラ店舗に動画データを持参します。
3. スタッフに依頼し、必要な枚数やオプションを指定します。
4.フォームに記入し、納期(通常2~3日)を待ちます。
iMovieで書き出した動画をDVDに焼く方法の比較表
以下に、紹介した4つの方法を比較表にまとめました。
方法 | Leawo DVD作成 | DVDStyler | Burn | カメラのキタムラ |
対応OS | Windows/Mac | Windows | Mac | |
操作の簡単さ | ||||
メニュー作成 | ||||
高画質対応 | ||||
チャプター・字幕機能 | ||||
カスタマイズ性 | ||||
料金 | 無料版では5分以内の動画しか書き込めない | 無料 | 無料 | 有料(1,200円~) |
まとめ
iMovieで書き出した動画をDVDに焼く方法は、ソフトを使う方法とサービスを利用する方法があります。
中でも、「Leawo DVD作成」は高品質な出力と多機能な編集機能を備えており、初心者から上級者まで幅広くおすすめできます。
ぜひ、自分に合った方法で大切な動画をDVDに保存してください。