好きなアーティストのライブ映像や、子どもの成長を記録した思い出の映像など、お手持ちのDVDをSDカードに移行しておけば、カーナビやタブレットなど、さまざまなデバイスで手軽に再生して楽しむことができます。
本記事では、DVDをSDカードにコピーする必要な準備や具体的な手順について、わかりやすく解説していきます。
DVDをSDカードにコピーするためには、まず以下の機器を揃える必要があります。
パソコン

SDカードリーダーやDVDドライブを接続したり、変換ソフトを使用したりするためにパソコンが必要です。
Windows・Macどちらでも問題ありませんが、DVDリッピングソフトがスムーズに動作する程度のスペックを推奨します。
DVDドライブ

DVDのデータを読み取るためにはDVDドライブが必要です。
近年のノートパソコンはDVDドライブを搭載していないことが多いため、その場合はUSB接続の外付けDVDドライブを用意すると便利です。
SDカードリーダー

変換した動画をSDカードに転送するには、SDカードリーダーが必要です。
SDカードには SD / SDHC / SDXC などの種類がありますので、お使いのカード規格に対応したリーダーを選びましょう。
また、microSDカードを使用する場合は、microSD対応リーダーが必要です。
さらに、接続端子にはUSB 3.0やUSB-Cなどの種類がありますので、使用するパソコンに合ったものを選択してください。
必須の機器が準備できたら、専用の変換ソフトを使って、PCでDVDをSDカードにコピーする方法を説明します。
Leawo DVD変換【市販・レンタルDVD対応】
「Leawo DVD変換」は、市販やレンタルDVDに施されているコピーガード(CSS、リージョンコード、APSなど)を自動で解除し、SDカードに保存可能な形式へ変換できる強力なDVD変換ソフトです。MP4、MKV、AVI、WMVなど180種類以上の動画形式に対応しており、スマホ・タブレット・カーナビなど、さまざまなデバイスで再生できる形式に変換することが可能です。
また、オリジナル映像の画質を保ちながら無劣化で変換できる点も大きな特徴です。HD画質や4K画質のDVDにも対応しているため、視聴品質が損なわれる心配はありません。操作画面はシンプルで、初心者でも数クリックで変換作業を完了できます。

☉ DVDから動画を取り出して、MKV、MP4、MP3のような形式に変換。
☉ 制限なしでDVDディスクをリッピング可能。
☉ 誰でも簡単にDVDをスマホに取り込む。
☉ 高速の変換スピードや高品質の変換出力。
☉ 音声言語、字幕やアングル設定可能。
☉ 使いやすい編集機能で個性なDVD動画を作成。
1. Leawo公式サイトからソフトをダウンロードし、パソコンにインストールします。
2. ソフトを起動して、「DVD変換」モジュールを選択します。

3. DVDをパソコンのドライブに挿入し、「UHD/BD/DVDを追加」ボタンをクリックして、ディスクを読み込みます。

4. 出力形式としてMP4やMKVなどを選択できます。SDカード経由の再生を考慮し、汎用性の高いMP4形式を推奨します。必要に応じて動画編集、字幕・音声トラックの設定も可能です。
5. 設定完了したら、「変換」ボタンをクリックします。

6. SDカードをパソコンに接続します。保存先をSDカードに設定して、保存先フォルダを選択してください。
7. 「変換」ボタンをクリックして、リッピングを開始します。完了後、SDカード内に変換済みの動画が保存されます。

Leawo DVD変換でDVDをMP4に変換するガイド動画:
HandBrake【自作DVD・コピーガードのないDVD対応】
「HandBrake」は、オープンソースで無料で利用できるDVDリッピングソフトです。特に、自分で作成したDVDなど、コピーガードがかかっていないディスクをSDカードに保存したい場合に最適です。MP4やMKVといった汎用的な動画形式に対応しており、解像度・ビットレート・フレームレートなどの細かな設定も行えます。
※HandBrakeにはコピーガード解除機能がないため、市販DVDやレンタルDVDの変換には対応していません。代わりに、上記で紹介した「Leawo DVD変換」の利用をおすすめします。
関連記事 【HandBrakeの使い方を徹底解説!日本語版ダウンロード、危険性も!】
1. HandBrake公式サイトからソフトをダウンロードし、インストールします。
2. DVDをパソコンのドライブに挿入し、HandBrakeを起動します。「ソースを開く」ボタンをクリックして、DVDを読み込みます。
3. 出力形式としてMP4を選択します。さらに、解像度やビットレートを調整して、動画の品質を設定します。
4. SDカードをパソコンに接続し、保存先としてSDカード内のフォルダを指定します。
5. 「変換開始」ボタンをクリックして開始します。処理が完了すると、SDカード内に変換済みの動画ファイルが保存されます。

パソコンなしでDVDからSDカードにコピーできるのか?

パソコンを使用せずにDVDをSDカードにコピーする方法もあります。例えば、「録右エ門」のような専用のメディアレコーダーを使用すれば、DVDの映像を直接SDカードへ録画することが可能です。
ただし、このような機器はVHSやビデオカメラ用テープなどの旧メディアのダビングに特化しているものが多く、最新のDVDにうまく対応できない場合があります。また、変換に失敗したり、変換後のデータが現在の再生機器では再生できない場合もあります。さらに、操作方法が複雑で扱いにくいというデメリットもあります。
そのため、より確実で簡単にDVDをSDカードへコピーするには、パソコンを使って変換する方法をおすすめします。
DVDをSDカードにコピーするには違法になるのか?
著作権法では、私的複製は原則として認められています。しかし、それは「家庭内その他これに準ずる限られた範囲」に限られます。公の場での上映や第三者への配布、インターネットへの投稿などは私的複製の範囲を超え、違法です。著作権を侵害しない使い方を心がけてください。
本記事では、DVDをSDカードにコピーする方法を紹介しました。必要な機器や専用の変換ソフトを準備すれば、安全かつ効率的に作業を進めることができます。
ぜひこれらの手順を参考に、DVDをSDカードにコピーして、さまざまなデバイスで動画を快適に楽しんでみてください。
