WindowsでDVDやCDを扱っていると、「ディスクに書き込む準備ができたファイル」という表示が出ることがあります。
初めて見る人はエラーだと思いがちですが、多くの場合はWindowsが一時的に保存している書き込み待ちファイルを表示しているだけです。
本記事では、この表示が出る原因、書き込み方法、できない原因、削除方法までまとめて解説します。

エクスプローラーで「ディスクに書き込む準備ができたファイル」と表示されるのは、CDやDVDへ書き込むために選択したファイルが、一時的に書き込み待ちの状態になっていることを示しています。
この段階では、まだディスクへの書き込みは開始されていません。そのため、この表示自体はエラーや不具合ではなく、Windowsの標準的な動作です。表示が出たら、そのまま書き込みを実行すればディスクへ保存されます。
書き込みが不要になった場合は、書き込み待ちファイルを削除してください。
USBメモリや外付けハードディスクでは、ファイルをドラッグ&ドロップすると、その場で保存が完了します。一方、CDやDVDなどの光学ディスクでは、ファイルをコピーしただけではディスクに保存されたことにはなりません。
「ディスクに書き込む準備ができたファイル」と表示されている状態は、書き込みに必要なファイルが一時的に準備されている段階です。実際にディスクへ保存するには、「書き込みを完了する」を実行する必要があります。この操作が完了して初めて、他のパソコンや対応機器でも読み取れるディスクになります。
データの準備ができたら、実際にCD/DVDへ書き込みます。Windows 10とWindows 11では画面表示に多少の違いはありますが、基本的な操作手順は共通です。
1.空のCD/DVDディスクをPCの光学ドライブに挿入します。
2.タスクバーからエクスプローラーを開きます。

3.「PC」を選択し、書き込み先のCD/DVDドライブをダブルクリックします。

4. 「ディスクの書き込み」画面が表示されたら、「CD/DVDプレイヤーで使用する」を選択します。

ご注意:
「USBフラッシュドライブと同じように使用する」は、USBメモリのように後からファイルの追加や削除ができるライブファイルシステム形式です。バックアップ用途や、データを継続的に更新したい場合に適しています。
一方、「CD/DVDプレイヤーで使用する」は、一度にまとめて書き込むマスター形式です。互換性が高いため、通常はこちらを選ぶのがおすすめです。
ただし、Windows標準機能で作成できるのはデータディスクであり、MP4などの動画を書き込んでも家庭用DVDプレイヤーで再生できるDVD-Videoにはなりません。テレビやDVDプレイヤーで再生したい場合は、DVD-Videoの作成に対応したオーサリングソフトを利用してください。
5.書き込み待ちのファイル(「ディスクに書き込む準備ができたファイル」)が表示されたら、「管理」タブから「書き込みを完了する」をクリックします。

6.「このディスクを準備します」画面が表示されたら、「次へ」をクリックして書き込みを開始します。完了するまでそのまま待機します。

7.書き込みが完了すると、ディスクが自動的に排出されるか、完了通知が表示されます。画面の案内に従って操作を終了してください。

「書き込みを完了する」を実行しても処理が始まらない、途中でエラーになるといった場合は、原因によって対処法が異なります。まずは症状に当てはまるものを確認し、適切な対処を試してみましょう。
| 症状 | 主な原因 | 対処法 |
| 「書き込みを完了する」をクリックしても処理が始まらない | 一時書き込みフォルダーの不具合、書き込み待ちデータの破損 | 一時ファイルを削除し、もう一度書き込みを実行する |
| 書き込み途中でエラーが表示される | ディスク容量不足、ディスク不良、書き込み速度の問題 | 空き容量を確認し、新しいディスクを使用する。必要に応じて書き込み速度を下げる |
| 書き込み後も「ディスクに書き込む準備ができたファイル」が表示される | 書き込み処理が正常に完了していない | ディスクを入れ直して「書き込みを完了する」を再実行する。改善しない場合はディスクをフォーマットしてやり直す |
| DVDを挿入しても書き込みメニューが表示されない | 読み込み専用ドライブ(DVD-ROM)を使用している | DVD書き込み対応ドライブ(DVD-Rなど)を使用する |
| ドライブが認識されない、正常に動作しない | 光学ドライブの故障、ドライバーの不具合 | デバイスマネージャーからドライバーを再インストールする。改善しない場合はドライブの交換を検討する |
| 特定の動画だけ書き込めない | ファイル破損、ファイル名、対応形式の問題 | ファイル名を変更する、動画を変換する、別のファイルで確認する |
| 書き込みは完了したがDVDプレーヤーで再生できない | データDVDとして書き込まれており、DVD-Video形式ではない | DVDオーサリングソフトを使用してDVD-Video形式で作成する |
削除してよいかどうかは、元のファイルがパソコン内に残っているかで判断できます。
デスクトップやドキュメントなどに元のファイルが保存されている場合は、一時ファイルを削除しても問題ありません。削除されるのはディスクへ書き込むための一時データだけで、元のファイルには影響しません。
一方、元のファイルを削除・移動しており、書き込み待ちファイルだけが残っている場合は注意が必要です。この状態で一時ファイルを削除すると、保存したいデータを失うおそれがあります。必要なデータであれば、削除する前に書き込みを完了させてください。
書き込みを取りやめる場合は、次の手順で一時ファイルを削除できます。
1.対応するCD/DVDドライブを開き、「ディスクに書き込む準備ができたファイル」を表示します。
2.何もない場所を右クリックし、表示されたメニューから「一時ファイルの削除」を選択します。

一時ファイルを削除しても、再起動後に同じ表示が出ることがあります。これは、Windowsの書き込みキャッシュ(Burnフォルダー)に過去の一時データが残っていることが原因の一つです。
その場合は、エクスプローラーで隠しフォルダーを表示し、Burnフォルダー内に残っている不要なデータを削除することで改善することがあります。
Windows標準の書き込み機能で作成できるのは、ファイルを保存するためのデータディスクです。
データディスクは、パソコン同士でファイルを受け渡したり、バックアップを保存したりする用途に適しています。一方で、MP4などの動画をそのまま書き込んでも、家庭用DVDプレーヤーで再生できるDVDにはなりません。
家庭用DVDプレーヤーで再生するには、動画をDVD-Video形式に変換して書き込む「オーサリング」が必要です。しかし、Windows標準機能にはこの機能が搭載されていません。
そのため、テレビやDVDプレーヤーで再生できるDVDを作成したい場合は、DVD-Videoの作成に対応した専用ソフトを利用する必要があります。
「Leawo DVD作成」は、MP4、AVI、MKVなどの動画からDVD-Videoを作成できるソフトです。DVDメニューやチャプターの設定にも対応しており、用途に合わせてDVDを作成できます。

☉ あらゆる形式の動画や画像からDVDディスクを作成。
☉ 無料で豊富なメニューテンプレートを提供、DVDメニューを自由に編集。
☉ 1クリックでISOファイルをDVDディスクに焼く。
☉ 写真スライドショーを作成してDVDディスクに焼く。
☉ 実用な追加機能でより強力なDVD作成ソリューションを提供。
1.ソフトをダウンロードしてインストールします。
2. プログラムを起動し、「DVD作成」モジュールを選択します。

3.書き込みたい動画ファイルを追加します。
4.DVDメニューやタイトルなど、必要な設定を行います。メニューなしで作成することも可能です。
5.ディスク規格や画質、アスペクト比などの出力設定を選択します。

6.設定完了後に、「書き込み」ボタンをクリックします。
7.書き込み先を指定して、「書き込み」ボタンをクリックして、DVD作成を開始します。完了後、家庭用DVDプレイヤーで再生可能なディスクが作成されます。

Leawo DVD作成のガイド動画:
データディスクとして書き込まれている可能性があります。
Windows標準機能で動画を書き込んでも、多くの場合は家庭用DVDプレーヤーでは再生できません。テレビで再生するには、DVD-Video形式で作成する必要があります。
はい、変更できます。
書き込み前の設定画面で速度を選択できます。書き込みエラーを減らしたい場合は、最大速度ではなく推奨速度や低めの速度を選ぶと安心です。
メニュー内に隠れていることがあります。
Windows 11ではメニュー表示が変更されています。ドライブを開き、画面上部の「…(もっと見る)」から「書き込みを完了する」を選択してください。
基本的な手順は同じです。
ただし、「R」は基本的に一度だけ書き込み可能、「RW」や「RE」は初期化すれば繰り返し使用できます。
ディスクの種類によって異なります。
DVD-RやCD-Rは再利用できません。一方、DVD-RWやBD-REなどは初期化すれば再度書き込みが可能です。
いいえ、異なります。
USBメモリや外付けHDDはファイルを直接保存するため、「ディスクに書き込む準備ができたファイル」という書き込み待ちの状態は表示されません。
「ディスクに書き込む準備ができたファイル」は、WindowsでCDやDVDへ書き込む際に表示される一時的な書き込み待ちの状態であり、エラーではありません。まずは表示の意味を理解し、正しい手順でCD/DVDへの書き込み操作を行えば、通常は問題なくデータを書き込むことができます。
一方で、作成したディスクを家庭用DVDプレーヤーやテレビで再生したい場合は、Windows標準機能だけでは対応できません。その場合は、「Leawo DVD作成」のようなDVD-Video形式で作成できるオーサリングソフトを利用するのが適しています。
目的が「データを保存したい」のか、「テレビで再生したい」のかを先に整理しておくと、自分に合った書き込み方法を選びやすくなります。

