ブルーレイのリッピングやコピーで最初につまずくのが、コピーガードの問題です。市販ディスクには「AACS」「BD+」「MKB」などの保護が施されているため、フリーソフトをそのまま使ってもエラーが出て処理できないケースがほとんどです。
この記事では、コピーガード解除に対応したソフトを中心にリッピングソフト5本・コピーソフト5本の計10本を比較します。「コピーガード解除の対応状況」「無料版でどこまで使えるか」「Macでも動くか」という判断軸で整理しているので、自分の用途に合ったものを選ぶ参考にしてください。
🔎 先に3つの疑問に即答します
コピーガード解除まで含めて完全無料・無制限なのはMakeMKV(MKV形式限定)のみです。Leawo・DVDFabなどの無料版は「5分制限」「試用期間」があり、最後まで処理するには有料版が必要になります(詳細は本記事4章・5章の各ソフト解説へ)。
ソフトを使うだけで外部に通知・通報される仕組みはありません。ただしファイルをSNS等にアップロード・配布すれば私的利用の範囲を超え、刑事罰の対象になり得ます。詳しい仕組みは「ブルーレイのリッピングはバレる?」で解説しています。
はい。日本の著作権法では、私的利用目的であってもコピーガードの解除自体が違法です。自作ディスクや保護のかかっていないブルーレイのバックアップは問題ありません(詳細は1章の解説と本ページ下部の免責事項を参照)。
1 ブルーレイリッピングとコピーの違い・違法性について
リッピングはブルーレイの映像をMP4・MKVなどのファイルに変換する方法、コピーはディスク構造をそのままISO・BDフォルダとして複製する方法です。スマホや各デバイスで再生したいならリッピング、メニューや特典映像を含めてそのまま保存したいならコピーを選んでください。
日本の著作権法では、市販ブルーレイのコピーガードを解除してリッピング・コピーする行為は、私的利用目的でも違法です。「個人利用なら問題ない」と誤解されがちですが、解除行為自体が違法とされている点に注意してください。
日本の著作権法において、市販ブルーレイ等の「技術的保護手段(コピーガード)」を回避して複製・リッピングする行為は、私的利用の目的であっても違法となります。本記事は自作ディスクや暗号化されていないディスクのバックアップ、およびソフトウェアの技術的検証を目的としており、違法行為を推奨するものではありません。ソフトウェアの利用は各国の法令を遵守し、ご自身の責任で行ってください。
2 【総覧】10本のブルーレイリッピング・コピーソフト比較一覧
各ソフトの特徴・制限・向いている人を一覧にまとめました。詳細は各ソフトのセクションで確認できます。
| ソフト名 | 種別 | コピーガード 解除 |
対応OS | 出力形式 | 無料版制限 | 日本語 サポート |
こんな人向け |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Leawo Blu-ray変換 | リッピング | ◎ | Win / Mac | MP4・MKV他 | 5分制限 | ◎ 1営業日以内 |
複数デバイスで再生したい人・編集機能も使いたい人 |
| VideoByte BD-DVDリッピング | リッピング | △ (新作失敗多) |
Win / Mac | MP4・MKV他 | 試用期間あり | △ 48時間 |
操作重視の初心者・古いタイトルのみを扱う人 |
| DVDFab Blu-ray リッピング | リッピング | ◎ | Win / Mac | 4K UHD対応 | 5分制限 | △ 48時間以上 |
超高額でも4K UHDや最高解析力を求める上級者 |
| MakeMKV | リッピング | ◎ | Win / Mac / Lin | MKVのみ | 現在無料 | — 英語フォーラム |
画質劣化ゼロでPC保存したい人・完全無料にこだわる人 |
| HandBrake | リッピング | ✕ (要プラグイン) |
Win / Mac / Lin | MP4・MKV等 | 完全無料 | — フォーラム等 |
自作ディスクの変換・PC操作に強い上級者向け |
| Leawo Blu-rayコピー | コピー | ◎ | Win / Mac | ISO・フォルダ等 | 試用期間あり | ◎ 1営業日以内 |
新作ブルーレイを確実に1:1バックアップしたい人 |
| Tipardブルーレイコピー | コピー | △ | Win / Mac | ISO・フォルダ等 | 試用期間あり | ◎ 1営業日以内 |
古いタイトルのバックアップを英語UIで行う人 |
| ImgBurn | 書き込み | ✕ | Win | ISO・ディスク | 完全無料 | — フォーラム |
市販ディスク不可。自作ISOの書き込み専用 |
| AnyMP4 ブルーレイコピー | コピー | △ | Win / Mac | ISO・フォルダ等 | 試用期間あり | ◎ 1営業日以内 |
BD-25タイトル中心の人。4K・BD-50は非推奨 |
| BurnAware | 書き込み | ✕ | Win | ISO・ディスク | 無料版あり | — 英語のみ |
市販ディスク不可。自作データの軽量バックアップ向け |
◎ = 最新コピーガードに対応 △ = 一部対応(新作タイトルで失敗するケースあり) ✕ = コピーガード解除なし
※ DVDFabは日本のAmazonやDVDFabX経由で購入した場合、公式サポートの対象外となり、販売代理店(株式会社Jungle)への問い合わせが必要です。
3 ブルーレイリッピング・コピーソフトを選ぶ4つの判断軸
ネット上には数多くのバックアップソフトが存在しますが、実際に一般ユーザーが実用的な1本を選ぶための基準は以下の4点に絞られます。
① コピーガード(MKBバージョン)対応の更新頻度
コピーガードの種類はAACS・BD+・MKBの3種類が主流で、特にMKBはディスクごとにバージョンが異なります。新作ブルーレイが出るたびにソフト側も対応アップデートが必要なため、「最新版に追いついているか」が選ぶ際の実質的な判断基準になります。
② 対応OS(特にMac・Apple Silicon環境への対応状況)
特にMacユーザーは注意が必要です。本記事で紹介する10本のうち、Mac対応は半数以下です。Macで使えると明記されているものでも、Apple Silicon(M1/M2/M3)での動作確認が不十分なソフトが一部あります。Mac使用の場合は各ソフトの対応状況の欄を先に確認することをおすすめします。
③ 目的に応じた出力形式(MP4かMKV、またはISOか)
スマホやタブレットで再生するならMP4が最も汎用性が高く、画質を落とさずそのまま保存したいならMKVが適しています。ISOはディスクと同じ構造で保存されるため仮想ドライブソフトが必要になりますが、メニューやチャプターが完全に保持されます。用途が決まっていれば出力形式から逆算してソフトを選ぶ方が効率的です。
④ 日本語UIの完成度とサポート体制
日本語対応と書かれていても、翻訳品質にばらつきがあります。MakeMKVのように英語UIのみのソフトは操作は直感的ですが設定の意味を理解するのに慣れが必要です。一方、Leawoのように日本語ローカライズが丁寧なソフトは、初回から迷いにくいという違いがあります。
以上4点を整理すると、選ぶ際の優先順位は「コピーガード対応 → OS → 出力形式 → UI」の順になります。
コピーガードに対応していなければ他の機能は関係ないため、これを最初に確認するのが時間のロスを防ぐコツです。
4 ブルーレイリッピングソフトおすすめ5選
5本の特徴を一言でまとめると、コピーガード対応の網羅性ならLeawo、シンプルさならVideoByte(※新作非対応)、高額なプロ機能ならDVDFab、無劣化MKV保存ならMakeMKV、完全無料で詳細設定ができるならHandBrakeという棲み分けです。
1. Leawo Blu-ray変換|コピーガード対応+180種類の出力形式
◎ 複数デバイスで再生したい人 ✕ MKVのみでOKな人
最新コピーガードに対応しつつ、MP4・MKV・AVIなど180種類以上の形式に変換できる多機能リッピングソフト。日本語サポートは1営業日以内対応。

「発売直後の新作で失敗した」をなくすリッピングソフト
🆕 最新MKB保護のアップデートが早く、発売直後の新作ディスクでも解析エラーが起きにくい
💰 追加モジュール課金なし。年間4,900円/永久12,340円の1つの価格でMac版も同じ機能
🇯🇵 日本語サポートが1営業日以内に返信。エラーで数日待たされる心配がない
📱 180種類以上の出力形式でiPhone・iPad・Androidどの端末でも再生できる形に変換
🌐 無劣化(ロスレス)出力対応で、元の高画質・高音質をキープ
| 対応OS | Windows 7/8/8.1/10/11 macOS 10.13以降 (Apple Silicon M1/M2/M3対応) |
| コピーガード対応 | AACS, BD+, MKB (最新Ver), CSS, リージョンコード, BD-Live等 |
| 入力対応フォーマット | 市販/録画Blu-rayディスク, BDフォルダ, ISOイメージファイル |
| 出力対応フォーマット | MP4, MKV, AVI, WMV, MOV, FLV, M4V, MP3, AACなど180種類以上 |
| ハードウェア アクセラレーション | NVIDIA CUDA, Intel Quick Sync, AMD APP対応(最大6倍速) |
| 価格・ライセンス | 無料体験あり / 年間ライセンス 4,900円 / 永久ライセンス 12,340円 |
他のソフトと比べて特徴的なのは、出力形式の数が180種類以上と突出して多い点です。リッピング後にiPhone・iPad・Android端末ごとに最適な形式を選べるため、「変換したのに再生できない」というトラブルが起きにくいです。一方で機能が多い分、設定項目も多く、MP4に変換するだけでよい場合は「どこを触ればいいか」と最初は迷う場面があります。
✅ メリット
- 180種類以上の動画・音声フォーマットへの変換に対応し、デバイス互換性が抜群
- 最新のコピーガード解除のアップデートが早く、新作ディスクにも即座に対応
- カット・トリミング・透かし追加・3D効果付与など、実用的な動画編集機能を内蔵
❌ デメリット
- 多機能ゆえに、初心者には設定画面やパラメータ調整が少し複雑に感じる場合がある
- 無料体験版は変換時間が「各タイトルの最初の5分間」に制限される(実用には有料版が必要)
実際に使ってみると
検証環境(Windows 11 / RTX 3060)で『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』のBD-50を試したところ、ディスク挿入から変換完了まで約21分でした。出力したMP4はスマホ・タブレットどちらでも問題なく再生できました。設定画面の項目数が多いので、最初は「クイック変換」モードから始めると迷いにくいです。
2. VideoByte BD-DVDリッピング|初心者向けシンプル操作・新作タイトルのコピーガード解除は非対応
◎ 古いタイトル中心の初心者 ✕ 発売直後の新作を扱いたい人
直感的なUIで操作が簡単な初心者向けソフト。ただしコピーガード対応の更新頻度がやや遅く、発売直後の新作タイトルでは動作しないケースがある。サポート返答は48時間以内。

| 対応OS | Windows 10/11 macOS 10.12以降 |
| コピーガード対応 | 旧バージョンのAACS, BD+等のみ(最新MKBには非対応のケース多数) |
| 入力対応フォーマット | Blu-rayディスク, BDフォルダ, ISOイメージファイル |
| 出力対応フォーマット | MP4, MKV, MOV, AVIなど約300種類 |
| ハードウェア アクセラレーション | Intel QSV, NVIDIA NVENC, AMD APP対応 |
| 価格・ライセンス | 無料体験あり / 1ヶ月ライセンス 3,980円 / 永久ライセンス 8,980円 |
操作画面は現代的で分かりやすいのですが、当サイトの検証環境下では、最新タイトルの一部で正常に解析できないケースが確認されました(2026年7月発売『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』での検証。ソフト側のアップデートで改善している可能性があります)。発売されたばかりの新作ブルーレイや、最新のMKBプロテクトが施されたディスクを読み込ませると、解析画面の途中でフリーズしたり、「対応していません」とエラーが表示されるケースが確認されました。「せっかく有料版を買ったのに、目的の新作ディスクがコピーできなかった」という後悔を避けるためにも、最新作メインの方にはおすすめできません。発売から1〜2年以上経過した古いタイトルであれば問題なく動作します。
✅ メリット
- UI(操作画面)が非常にシンプルで、パソコン初心者でも直感的に操作できる
- 出力プロファイルが豊富で、特定のスマホやタブレットを選ぶだけで最適な形式に変換される
❌ デメリット(要注意)
- 当サイトの検証環境下では、最新のコピーガード(MKB等)への解析対応が遅れがちで、新作タイトルの多くが失敗しました
- エラー発生時のサポート対応が遅く、解決までに数日待たされることがある
- 詳細なビットレートやフレームレートなどのマニアックなカスタマイズには不向き
実際に使ってみると
2026年7月発売の『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』で試したところ、読み込み後の解析画面で「対応していません」というエラーが表示され処理が止まりました。同じ環境で2022年発売の『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』を読み込ませると問題なく動作しました。新作ディスクへの対応更新が遅いという点は、実際の検証でも確認できました。
3. DVDFab Blu-ray リッピング|4K UHD対応の高機能ソフト・無料版5分制限とAmazon購入時のサポート対象外に注意
◎ 4K UHD対応が必須の上級者 ✕ 手軽さ重視のライトユーザー
4K UHD Blu-rayや3D Blu-rayにも対応した高機能ソフト。無料版は1タイトルにつき5分の変換制限あり。全編リッピングには有料版が必要。サポート返答は48時間以内(Amazon・DVDFabX経由の購入は対象外)。

| 対応OS | Windows 7/8/10/11 macOS 10.10以降 |
| コピーガード対応 | AACS, BD+, リージョンコード, Cinavia (※要別売モジュール) 等、ほぼ全て |
| 入力対応フォーマット | Blu-rayディスク, 3D Blu-ray, 4K UHD Blu-ray, BDフォルダ, ISO |
| 出力対応フォーマット | MP4, MKV, AVI, FLV, M2TS, TSなど |
| 独自機能 | AIによる画質アップスケーリング機能(※Enlarger AIは別売) |
| 価格・ライセンス | 無料体験(30日間/3枚まで) / 永久ライセンス 13,200円〜(モジュール追加で数万円規模に) |
機能面や保護解除の速度(クラウドデクリプション技術)は業界トップクラスですが、購入前に「料金体系の複雑さ」と「日本の代理店問題」の2点に注意が必要です。
基本の「Blu-ray リッピング」だけを購入しても、Cinavia(無音化保護)解除やAI高画質化には追加の有料モジュールが必要で、総額が数万円に膨らむケースがあります。また、日本のAmazonや一部代理店(DVDFabXなど)経由のパッケージ版を購入すると、当サイトの確認時点では本家公式サイトの無償アップデートやサポートの対象外になるため、長期利用を考えるなら本家サイトでの購入をおすすめします。
✅ メリット
- クラウド連携により、新発売のディスクでも数秒でコピーガードを解読する高い解析性能を備える
- GPUハードウェアアクセラレーションによる爆速リッピング(他社の約2倍)
- 4K UHD Blu-rayや3Dディスクなどの最新・高画質規格に完全対応
❌ デメリット(要注意)
- 当サイトの検証時点では、機能ごとにソフトが細分化されており、フル機能を使おうとすると数万円規模の高額出費になりました
- 国内代理店(Jungle等)やAmazonのパッケージ版を買うと、当サイトの確認時点では本家のサポートとアップデートを受けられません
- 操作画面の機能が多すぎて、「どこを押せばシンプルにMP4化できるのか」迷いやすい
実際に使ってみると
無料版でBD-25タイトルを試したところ、変換開始から5分でソフトが自動停止しました。無料版の制限が処理途中に発動する形のため、全編リッピングには有料版が必要です。4K UHDタイトルはLeawoやMakeMKVでは処理できないケースでも動作したため、4K専用と割り切るなら選択肢になります。
4. MakeMKV|完全無料・無劣化MKV変換
◎ 完全無料・画質劣化ゼロ重視 ✕ すぐMP4でスマホ再生したい人
エンコードなしでMKVに変換するため画質劣化ゼロ。完全無料で使えるが出力形式はMKVのみ。

| 対応OS | Windows XP/Vista/7/8/10/11 macOS 10.7以降 Linux x86/amd64 |
| コピーガード対応 | AACS, BD+ 対応(SVQファイルのダウンロード機能あり) |
| 入力対応フォーマット | Blu-rayディスク, DVDディスク, ISOイメージファイル, BDMVフォルダ |
| 出力対応フォーマット | MKVのみ(再エンコードなし) |
| サポート体制 | ユーザーフォーラム(BBS)のみ、英語のみ |
| 価格・ライセンス | ベータ期間中は公認キー入力で完全無料 |
ファイル形式はMKVのみという制限があります。MP4への変換が必要な場合はHandBrakeなど別ソフトと組み合わせる必要があります。UIは英語のみですが、基本的には「ディスクを選んで変換ボタンを押すだけ」の操作なので、英語が読めなくても実際の作業はシンプルです。MakeMKVの詳しい使い方・評判は「MakeMKVとは?使い方や評判まとめ」を参照してください。
✅ メリット
- 再エンコード(データ圧縮)を行わないため、ブルーレイの画質・音質を劣化ゼロのまま100%保持できる
- 公式フォーラムで定期配布される「公認キー」を使えば、全機能が完全無料で使い続けられる
- Windows・Mac・Linuxのクロスプラットフォームに対応
❌ デメリット
- 出力ファイル形式が「MKV」限定。iPhoneやiPad等で再生可能な「MP4」にするには別ソフトが必要
- 無劣化抽出のため、出力ファイルの容量が非常に大きくなる(映画1本で数十GB)
- 日本語UI非対応。また、将来正式版リリース時に有料化される可能性がある
実際に使ってみると
BD-50タイトルで試したところ、変換時間は約18分でLeawoより短く、出力したMKVファイルの画質はディスク再生と区別がつかないレベルでした。UIは英語ですが操作自体は「ディスク選択→変換ボタン」の2ステップで完結するため、英語が読めなくても実用上は問題ありませんでした。
5. HandBrake|完全無料の定番エンコーダー・市販ディスクの保護解除には非対応(要プラグイン)
◎ 保護解除済み動画をMP4圧縮したい人 ✕ ワンクリックで済ませたい人
世界中で最も使われている完全無料のオープンソース動画変換ソフト。詳細な画質調整が可能ですが、市販ブルーレイのコピーガード解除機能は標準搭載されていません。

| 対応OS | Windows 10/11 macOS 10.13以降 / Linux |
| コピーガード対応 | 標準非対応(AACS解除には別途「libaacs.dll」等の導入が必要) |
| 入力対応フォーマット | 暗号化されていないBlu-ray/DVD, ISO, BDMVフォルダ, 各種動画ファイル |
| 出力対応フォーマット | MP4, MKV, WebM |
| エンコード機能 | Intel QSV / Nvidia NVENC ハードウェアエンコード対応、H.264/H.265/AV1等 |
| 価格・ライセンス | 完全無料(オープンソース) |
「無料のリッピングソフト」として必ず名前が挙がる定番ソフトですが、大きな注意点として、HandBrake単体では市販のブルーレイ(AACSやBD+などの保護付き)を読み込むことができません。保護を回避するには、海外の有志サイトから「libaacs.dll」などのファイルを自己責任でダウンロードし、システムの隠しフォルダに配置するという複雑な作業が必要です。
設定に挫折する人が非常に多いため、「MakeMKVで一度無劣化抽出したものをMP4に圧縮する」ための2次加工ツールとして使うか、自作ディスク専用と割り切るのが一般的です。時間をかけずにサクッとスマホ用MP4にしたい場合は、最初からLeawoのようなオールインワン有料ソフトを選ぶ方が結果的にストレスがありません。
✅ メリット
- 広告や透かしが一切ない、完全無料のオープンソースソフト
- エンコード(データ圧縮)の品質が非常に高く、詳細な画質・音声ビットレート設定が可能
- 自作ディスクや、MakeMKVで抽出済みの無劣化MKVをMP4に圧縮する用途に最適
❌ デメリット
- 市販ブルーレイをそのまま読み込ませるとエラーになり処理できない
- コピーガードを解除するための裏技(プラグイン追加)はPC初心者には敷居が高く、自己責任になる
- 初心者には設定項目(フレームレートやクロップ等)が多すぎて迷いやすい
実際に使ってみると
市販の新作BD-50タイトルをそのままドライブから読み込ませたところ、「サポートされていないフォーマット」というエラーが出てスキャンすらできませんでした。一方で、事前にMakeMKVで保護を解除してHDDに保存したMKVファイルを読み込ませると、高品質なMP4への圧縮が問題なく行えました。「保護解除ソフト」と組み合わせて使うか、自作ディスク専用と割り切る必要があります。
5 ブルーレイコピーソフトおすすめ5選
コピーソフト5本の選択基準を先に整理します。コピーガード解除に完全対応しているのはLeawoとTipard(新作は一部不安定)、ImgBurnとBurnAwareはコピーガード解除機能がなく市販ディスクには使えません。「市販ブルーレイをそのままバックアップしたい」という目的なら、実質的にLeawoまたはAnyMP4の二択になります。
1. Leawo Blu-rayコピー|最新コピーガード対応・1:1無劣化
◎ 新作を確実にバックアップしたい人 ✕ 完全無料にこだわる人
AACS・BD+・MKBの最新コピーガードに対応し、画質・音質そのままの1:1コピーが可能。フル/メインムービー/カスタムの3モード搭載。

「途中でフリーズ」「英語UIで詰まる」を解消したコピーソフト
🆕 発売から半年以内の新作タイトルでも、最新コピーガードに対応して安定して1:1コピーが完了
💪 BD-50(48GB超)の大容量タイトルでも処理中にフリーズしにくい安定動作
🇯🇵 完全日本語UI+1営業日以内の日本語サポートで、操作に迷っても詰まらない
🗜️ BD50からBD25、DVD-9からDVD-5への高品質な圧縮コピーに対応
⚙️ 用途に合わせて選べる3つのコピーモード(フル / メイン / カスタム)
| 対応OS | Windows 7/8/10/11 macOS 10.13以降 |
| コピーガード対応 | AACS, BD+, MKB等の最新保護に完全対応 |
| 入力対応フォーマット | Blu-ray/DVDディスク, BDフォルダ, ISOファイル |
| 出力対応フォーマット | 空のBD/DVDディスク, フォルダ, ISOファイル |
| コピーモード | フルムービー、メインムービー、カスタムモード ※BD-50からBD-25への高品質圧縮コピー対応 |
| 価格・ライセンス | 無料体験あり / 年間ライセンス 4,900円 / 永久ライセンス 12,340円 |
3つのコピーモード(フル/メインムービー/カスタム)の使い分けが最初は迷う箇所です。フルコピーはディスク丸ごとで容量が大きくなりますが、特典映像やメニューが全て保持されます。メインムービーモードは本編のみを抽出でき、容量を抑えられます。どのモードが自分に合うかわからない場合はメインムービーから試してみてください。より詳しい検証レビューは「Leawo Blu-rayコピーの徹底レビューと使い方」で解説しています。
✅ メリット
- 1:1の無劣化コピーで画質・音質・メニューを完全に保持
- BD-50(片面2層)からBD-25(片面1層)への圧縮コピー対応
- 「フル・メイン・カスタム」の3つのコピーモードが選べる
❌ デメリット
- 無料体験版では「透かし追加」や「回数制限」がある
- 圧縮コピー時はエンコード処理にやや時間がかかる
実際に使ってみると
『ウィキッド 永遠の約束』をメインムービーモードでISOに変換したところ、処理時間は約23分でした。出力したISOをVLCで開くとメニューも特典映像も問題なく再生できました。フルコピーと比べてファイルサイズが約40%小さくなったため、ストレージを節約したい場合はメインムービーモードが実用的です。ISOをそのまま再生する方法は「ISOファイルをMP4に変換する方法」も参考にしてください。
2. Tipardブルーレイコピー|シンプル操作の中堅コピーソフト
◎ 古いタイトルをシンプル操作で ✕ 最新タイトルを確実に処理したい人
ISOファイル化・クローンコピー・メインムービーコピーに対応したシンプルなソフト。

| 対応OS | Windows 11/10/8/7 macOS 10.9以降 |
| コピーガード対応 | AACS, BD+ 等(※最新MKB等には不安定) |
| 入力対応フォーマット | Blu-rayディスク, BDフォルダ |
| 出力対応フォーマット | 空のBlu-rayディスク, ISOファイル, BDフォルダ |
| 価格・ライセンス | 無料体験あり / 有料ライセンス(永久など) |
コピーガード対応の信頼性がLeawoと比べると一段落ちます。発売から半年以内の新作タイトルで処理が止まるケースがあり、「できると思って試したら途中でエラーになった」という状況が起きやすいです。発売から時間の経ったタイトル中心であれば実用上の問題は少ないです。
✅ メリット
- クローンコピー(ISO抽出など)に特化した安定した動作
- 操作画面がシンプルで、ボタンが大きく分かりやすい
❌ デメリット
- UIが日本語に非対応(英語メニューのみ)
- 発売直後の最新タイトルではコピーガードの解除に失敗することがある
実際に使ってみると
当サイトの検証(2026年7〜8月)では、発売から半年以内の新作タイトルで、ディスクの読み込みは完了したものの変換処理の途中でエラーが発生し、正常な動画ファイルを出力できないケースを確認しました。一方で、発売から1年以上経過したタイトルでは比較的安定して動作しています。当サイトの検証では、新作タイトルへの対応速度はLeawoよりやや遅い傾向が見られました。
3. ImgBurn|ISO書き込み専用・市販のコピーガード解除には非対応
◎ ISO書き込み・自作ディスク用途 ✕ 市販ディスクの保護解除がしたい人
ISOイメージの作成・ディスク書き込みに特化した完全無料のライティングソフト。

| 対応OS | Windows XP〜11(※Mac非対応) |
| コピーガード対応 | 非対応(市販ディスク不可) |
| 入力対応フォーマット | ISOイメージファイル, BIN, NRG, 各種データファイル |
| 出力対応フォーマット | 空のBlu-ray/DVD/CDディスク, ISOファイル作成 |
| 独自機能 | セクターレベルの高度な書き込み設定、書き込み後のベリファイ確認 |
| 価格・ライセンス | 完全無料 |
重要な前提として、ImgBurn自体にコピーガード解除機能はありません。市販ブルーレイをコピーするには、MakeMKVなど別ソフトで先にISOを作成し、そのISOをImgBurnでディスクに書き込むという2段階の手順が必要です。「ImgBurnだけで市販ブルーレイがコピーできる」と思って使い始めると動かないため、この点は最初に確認してください。
✅ メリット
- ISO作成・書き込み機能が「完全無料」で使い放題
- ライティングソフトとして歴史があり、設定項目が豊富
❌ デメリット
- コピーガード解除機能がないため、市販ブルーレイはコピー不可
- インストール時にアドウェア(不要ソフト)が同梱されやすい
実際に使ってみると
MakeMKVで作成した10GBのISOファイルをBD-Rに書き込むテストでは問題なく動作しました。ただしインストール時に別ソフトのインストール画面が2回挟まれました。「Decline」を押し忘れると意図しないソフトが入るため、インストール時は各ステップをよく確認してください。
4. AnyMP4 ブルーレイコピー|BD-25向け・大容量タイトルは不安定
◎ BD-25中心の一般的な映画 ✕ 4K UHDや50GB超の大容量
1:1コピー・ISO化・メインムービーコピーに対応した中堅ソフト。

| 対応OS | Windows 11/10/8/7 macOS 10.12以降 |
| コピーガード対応 | 一般的なAACS, BD+ 等に対応 |
| 入力対応フォーマット | Blu-rayディスク, Blu-rayフォルダ, ISOファイル |
| 出力対応フォーマット | Blu-rayディスク, フォルダ, ISO |
| 価格・ライセンス | 無料体験あり / 有料版(月間・永久) |
50GB以上のBD-50タイトルや4K UHDディスクを処理する際に、当サイトの検証では処理速度が遅くなったり途中で処理が停止するケースを確認しました。容量の小さいBD-25タイトルであれば安定して動作します。4Kタイトルや長時間作品をメインに扱う場合はLeawoまたはDVDFabの方が安定しています。
✅ メリット
- BD-25(単層ディスク)のクローンコピーにおいては安定している
- ISOやフォルダからの直接ディスク書き込みが簡単
❌ デメリット
- BD-50や4K UHDなど大容量の処理時にフリーズしやすい
- 解読エンジンの更新速度が大手(DVDFab等)よりやや劣る
実際に使ってみると
BD-25タイトル(約25GB)では処理時間約19分で安定して完了しました。同じ環境でBD-50タイトル(約48GB)を試したところ、処理開始から30分経過後にソフトがフリーズし、強制終了が必要になりました。大容量タイトルを扱う場合はLeawoへの切り替えをおすすめします。
5. BurnAware|軽量なISO書き込みツール・コピーガード解除は非対応
◎ 自作ディスクの軽量バックアップ ✕ 市販ディスクの保護解除がしたい人
ISO作成・ディスク書き込みに特化した軽量ソフト。

| 対応OS | Windows 11/10/8/7/Vista/XP(※Mac非対応) |
| コピーガード対応 | 非対応(市販ディスク不可) |
| 入力対応フォーマット | ISOイメージ, BDMVフォルダ, 一般データ, 音楽/動画ファイル |
| 出力対応フォーマット | Blu-ray/DVDディスク, ISOイメージ |
| 価格・ライセンス | 無料版(Free) / 有料版(Premium/Pro) |
ImgBurnと同様に、コピーガード解除機能はありません。市販ブルーレイのバックアップには使えないため、自作ディスクのコピーや、すでにコピーガードを解除済みのISOファイルをディスクに焼く目的での使用に限られます。「ブルーレイコピーソフト」として検索すると出てきますが、市販ディスクのコピー目的では機能しない点だけ注意してください。
✅ メリット
- メニューが非常に整理されており、ImgBurnよりも現代的で見やすい
- 基本的なISO書き込み・データバックアップなら無料版で十分
❌ デメリット
- 市販ブルーレイのコピーガード解除には一切使えない
- 無料版では「ディスク間直接コピー」などの一部機能が制限される
実際に使ってみると
自作BD-Rへの書き込みテストでは問題なく動作し、起動が速くUIもシンプルでした。市販ブルーレイをそのまま読み込ませると「読み取りエラー」が表示され処理できませんでした。コピーガード解除が目的でこのソフトを選ぶと確実に詰まるため、用途の確認が必要です。
6 よくある質問(FAQ)
はい、ISOはディスクと同じ構造のイメージファイルなので、ダブルクリックだけでは再生できないことが多いです。VLCなどISO対応の無料プレーヤーで開くか、仮想ドライブソフトでマウントして再生してください。手軽さ重視ならMP4に変換しておく方法もおすすめです。詳しい手順は「ISOファイルをMP4に変換する方法」を参照してください。
対応ソフトの数はWindowsよりも少なめであるため、事前にMac対応かどうかを確認したうえで選ぶと安心です。もう一点注意が必要なのは、Macにはブルーレイドライブが内蔵されていないため、外付けのBlu-rayドライブが別途必要です。また、Apple Silicon(M1/M2/M3)搭載のMacでは一部のソフトがRosetta 2経由での動作となり、速度低下やエラーが出るケースがあります。購入前にMac版の動作確認情報を確認することをおすすめします。
いいえ、コピーガードのバージョンは新作ディスクが発売されるたびに更新されます。どのソフトも「永久に全作品に対応できる」わけではなく、ソフト側のアップデートが追いついていない場合は処理できないタイトルが一時的に出ることがあります。公式サイトの最近の動作確認リストや更新履歴を確認するのが現実的な対応です。
まとめ
一言でまとめると、確実にコピーガードを解除したいならLeawoかDVDFab(4K/3D重視ならDVDFab)、予算ゼロならMakeMKV(MKV形式のみ)が現実的です。ImgBurnとBurnAwareはコピーガード解除非対応のため、自作ディスク・既存ISOの書き込み専用と理解した上で使ってください。
Macユーザーは外付けBlu-rayドライブとApple Silicon対応の確認を、購入前に済ませておくと安心です。迷ったら、まずはコピーガード対応・日本語サポートともに安定しているLeawoから試してみてください。
- ✅ リッピングもコピーもこれ1つで完結
- ✅ 買い切り型だから追加料金なし
- ✅ 生涯無料アップデート付き
- ✅ 14日間返金保証で安心
検証について
検証PC(Windows):Windows 11 Home / Intel Core i7-12700 / RAM 32GB / GPU:NVIDIA RTX 3060
検証PC(Mac):macOS Sequoia 15 / MacBook Pro M2 Pro / RAM 16GB
Blu-rayドライブ:Pioneer BDR-212JBK(外付けUSB接続)
検証ディスク:市販BD-50『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』(2026年7月15日発売)、市販BD-25『ウィキッド 永遠の約束』(2026年7月8日発売)、自作BD-R(SONY製25GB・保護なし)
検証期間:2026年7月〜8月
評価基準:コピーガード解除の成否・処理速度・出力品質・操作の容易さ・無料版の制限
※本検証はLeawo編集部が上記環境・条件のもとで実施しました。ソフトのアップデートにより結果が変動する場合があります。

