multiAVCHDの使い方・日本語化を徹底解説!簡単に動画をBlu-rayに焼く方法!

PC内のMP4動画を家庭用ブルーレイレコーダーで視聴できるようオーサリングできる無料ソフトを探している!

そんな方におすすめしたいのが、Blu-ray作成ソフトの定番「multiAVCHD」です。

本記事では、multiAVCHDの使い方や日本語化方法、使えない場合の対処法について徹底解説していきます。

multiAVCHDとは?

multiAVCHDは、Windows向けの無料ブルーレイオーサリングソフトで、動画ファイルをAVCHD形式やBlu-rayディスクに変換できるツールです。スマホや家庭用カメラで撮影した映像や自作動画をBlu-rayに焼き、テレビで見たり高画質で保存したい方に最適です。無料ながら高機能なオーサリングソフトとして、初心者から上級者まで幅広い層に利用されています。

また、Blu-rayレコーダーやプレイヤーで再生できるようにするには、UDF 2.50形式で書き込む必要があります。そのため、多くの場合は、ImgBurnなどのBlu-ray対応ライティングソフトを併用してディスクを作成します。

multiAVCHDの主な機能:

・幅広い対応形式

MPEG2、MKV、AVI、MP4など、ほぼすべての一般的な動画フォーマットに対応しています。さらに、エンコード設定を細かく調整できるため、用途に応じて出力品質を最適化することが可能です。

・メニュー作成

トップメニュー、チャプターメニュー、セットアップメニューを自動生成できます。

メニューの背景画像やBGMをカスタマイズできるほか、モーションサムネイル(動画をサムネイルとして使用)や動画背景の設定も可能です。

・チャプター設定

動画内の特定ポイントにチャプターを設定し、視聴者が簡単にシーンを選択できるようにできます。

・字幕と音声トラックの追加

複数の字幕ファイル(SRT形式など)や音声トラックを追加できます。

multiAVCHDの日本語化

multiAVCHDはもともと英語表記のソフトであるため、初心者にとっては操作が難しく感じられる場合があり、「日本語化できる方法はないのか」と疑問に思う方も少なくありません。

しかし、残念ながら現時点では、multiAVCHDの日本語版は公式サイトで提供されておらず、有志による日本語化パッチも存在していません。

そのため、「Leawo Blu-ray作成」など、日本語に対応した別のBlu-rayオーサリングソフトを利用するのも有効な方法です。また、下記の手順に従えば、英語UIのままでも簡単に動画をBlu-rayディスクに書き込むことが可能です。

multiAVCHDの使い方

以下では、multiAVCHDとImgBurnを使って、動画をメニューなしのブルーレイディスクに焼く基本的な手順を説明します。

1.multiAVCHD 4.1をダウンロードしてインストールします。

https://www.videohelp.com/software/multiAVCHD

2. ソフトを起動し、「Add video files」ボタンをクリックして、作成したい動画ファイルを選択して追加します。

3.左下のDestination path に、オーサリング後のBDMVフォルダを保存する一時出力用のフォルダを設定します。

4.右下の「Start」ボタンをクルックします。

5.オーサリング画面で「Blu-ray Disc」を選択すると、BDMVフォルダの作成が開始されます。

6. imgBurnをダウンロードしてインストールします。

※ImgBurnは、日本語化工房から日本語化ファイルをダウンロードし、インストールフォルダにコピーするだけで、簡単に日本語化できます。

https://www.imgburn.com/index.php?act=download

7. ImgBurn を起動して、「ファイル/フォルダーをディスクに書き込み」を選択します。

8.入力元に先ほど作成した3つのフォルダ(BDMV・CERTIFICATE・HDAVCTN)をすべて追加します。これらはBlu-rayディスクの構造を構成する重要なフォルダで、欠けると再生できない場合があります。

9. 空のBlu-rayディスクをドライブにセットし、出力先としてそのドライブを選択します。下にある変換ボタンをクリックします。

10. 「ボリュームラベルの確認」画面が表示されたら、「はい」をクリックして処理を続行します。その後、最後の確認画面が表示されたら、再度「はい」をクリックして書き込みを開始します。

multiAVCHDの代替ソフト【初心者でも簡単!】

multiAVCHDは細かい設定が多く、使いこなすには少し慣れが必要です。また、日本語化できないため、不便に感じる方も多いでしょう。さらに、multiAVCHDだけでは、Blu-rayレコーダーで直接再生できるディスクの作成が難しい場合があります。そうした場合には、「Leawo Blu-ray作成」のような、より使いやすいオーサリングソフトを利用するのも有効な方法です。

Leawo Blu-ray作成」は、シンプルで分かりやすいインターフェースを備えており、初心者でも簡単に操作できます。AVI、MP4、MKV、WMVなど、ほぼすべての一般的な動画形式に対応し、メニューテンプレートも豊富です。さらに、背景画像や音楽を追加できるため、個性的なブルーレイディスクを作成可能です。BD-25、BD-50のブルーレイディスクのほか、ISOファイルやブルーレイフォルダとしても出力できます。

Leawo Blu-ray作成

☉ あらゆる形式の動画や画像からDVD/Blu-rayディスクを作成

☉ 無料で豊富なメニューテンプレートを提供、DVD/Blu-rayメニューを自由に編集。

1クリックでISOファイルをDVD/Blu-rayディスクに焼く

写真スライドショーを作成してDVD/Blu-rayディスクに焼く

実用な追加機能でより強力なDVD/Blu-ray作成ソリューションを提供

Leawo Blu-ray作成で動画をBlu-rayディスクに焼く手順:

1.公式サイトからソフトをダウンロードし、インストールします。

2.ソフトを起動し、「ビデオを追加」ボタンをクリックして、作成したい動画ファイルを選択して追加します。

3.メニューテンプレートを選択し、背景画像や音楽を設定します。テキストも追加できます。

4.画面右下で出力先を選択します。

5. 必要に応じて、動画のトリミングや結合、エフェクトの追加など、自由に編集することも可能です。

Leawo Blu-ray作成-動画-Blu-ray-焼く-1

6.設定が完了したら、右上の緑色の「書き込み」ボタンをクリックします。

7.書き込み先に空のBlu-rayディスクを指定し、画面下部にある「書き込み」ボタンをクリックすると、書き込み作業が開始されます。

vhs-データ化-leawo dvd作成-3

Leawo Blu-ray作成のガイド動画:

multiAVCHDが使えない時の対処法

エラーが出て使えない場合

multiAVCHDを使用中にエラーが発生してソフトが正常に動作しない場合、以下の手順で問題を解決することができます。

①必要なコーデックのインストール

multiAVCHDは、ffdshow、Avisynth、Haali Media Splitterなどの外部コーデックに依存しています。これらが正しくインストールされていない場合、エラーが発生することがあります。

②動画ファイルの確認

エラーの原因が動画ファイルにある場合もあります。以下を確認してください:

・動画ファイルが破損していないか。

・ファイル形式がmultiAVCHDでサポートされているか(例:MP4、MKV、TSなど)。

・ファイル名に日本語や特殊文字が含まれている場合、ローマ字や英数字に変更してください。

③設定の見直し

multiAVCHDの設定が原因でエラーが発生することがあります。特に「Properties」タブでフレームレートや解像度が正しいか確認してください。また、Blu-ray規格に準拠していない設定がある場合、エラーが発生する可能性があります。

作成したブルーレイが再生できない場合

前述の通り、multiAVCHDはBlu-ray用のフォルダ構成(BDMVフォルダなど)を作成しますが、Blu-rayレコーダー/プレイヤーで再生可能なディスクへの書き込みは別のライティングソフトに任せる必要があります。

一方、専用のBlu-rayオーサリングソフト「Leawo Blu-ray作成」などを使えば、公式規格に準拠したディスクを簡単に作成することが可能です。

ディスクが音ズレが起きる場合

作成したブルーレイで音ズレが発生する場合、以下の手順で問題を解決できます。

①音声ファイルの形式を確認

音ズレの原因として、音声コーデックがBlu-ray規格に準拠していない場合があります。以下を確認してください:

・音声ファイルがAC3形式であること。

・サンプルレートが48kHzであること。

音声ファイルが異なる形式の場合、XMedia Recodeなどのツールを使用してAC3形式に変換してください。

②multiAVCHDの「Delay」設定を調整

multiAVCHDには、音声と映像の同期を調整する「Delay」機能があります。以下の手順で設定を変更してください:

1.multiAVCHDの「Properties」タブを開く。

2.「Audio」セクションで音声トラックを選択。

3.「Delay」に適切な値(例:20ms、-20ms)を入力して調整。

4.「OK」をクリックして設定を保存。

③フレームレートの確認

映像と音声のフレームレートが一致していない場合、音ズレが発生することがあります。動画ファイルのフレームレートを確認し、必要に応じて再エンコードしてください。

④別のソフトを使用

multiAVCHDで音ズレが解消しない場合、別のオーサリングソフトを使用することを検討してください。例えば、「Leawo Blu-ray作成」などは、音声と映像の同期に優れています。

まとめ

multiAVCHDは無料ながら非常に高機能なブルーレイオーサリングソフトです。メニューなし・メニュー付きのディスク作成や、複数の動画を統合したい方にも適しています。ただし、日本語化できず、操作に慣れるまで時間がかかる点がデメリットです。また、オーサリング(フォルダ作成)までしか対応しておらず、実際のBlu-ray/DVDディスクへの書き込みは別のライティングソフトに任せる必要があります。

これに対して、代替案としておすすめしたいのが「Leawo Blu-ray作成」です。Leawoは一本でほとんどの汎用動画形式をBlu-ray・DVD・ISOファイルに書き込み可能で、簡単かつ安定したBlu-ray作成を求める方にぴったりのソフトです。

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *