「スマホで撮った動画をブルーレイに残したい!」
「結婚式の映像をディスクにして、家族や友人とテレビで一緒に観たい!」
…そんな時、一見すると難しそうに思えるかもしれませんが、実は誰でも簡単にできます。
本記事では、パソコンの動画をブルーレイに焼いてテレビで見る方法を、初心者にも分かりやすく解説します。
パソコンの動画をブルーレイに焼いてテレビで見る前に準備しておくべきもの
ブルーレイディスクに動画を焼くには、以下の準備が必要です。
①ブルーレイ対応ドライブ
最近のノートパソコンには光学ドライブが搭載されていない場合が多いため、外付けのブルーレイ対応ドライブを購入する必要があります。デスクトップPCを使用している場合も、内蔵ドライブがブルーレイに対応しているかどうかを事前に確認してください。

②空のブルーレイディスク
ブルーレイディスクには「BD-R」と「BD-RE」の2種類があります。BD-Rは一度書き込むと内容を変更できませんが、BD-REは書き換えが可能です。また、それぞれ片面1層(約25GB)と片面2層(約50GB)の容量があり、用途や動画サイズに応じて選択できます。

③専用のオーサリングソフト
動画をブルーレイ形式に変換し、メニューを作成するにはオーサリングソフトが必須です。テレビや家庭用Blu-rayプレーヤーは「Blu-rayビデオ規格」に沿ったディスクしか再生できません。オーサリングソフトは、動画をその規格に変換し、正しいディスク構造を作成するために必要です。
パソコンの動画をブルーレイに焼いてテレビで見るオーサリングソフト・2選
「Leawo Blu-ray作成」でパソコンの動画をブルーレイに焼く方法
「Leawo Blu-ray作成」は、高品質なBlu-rayディスク作成ソフトです。動画や写真を簡単にBlu-rayディスクやDVDに書き込めるオーサリングツールで、初心者でも直感的に操作できるシンプルなインターフェースが特徴です。
対応する動画形式はMP4、AVI、MKV、MOVなど幅広く、家庭用Blu-rayプレーヤーで再生可能なディスクを作成できます。さらに、トリミング、透かし追加、色調補正などの動画編集機能も搭載。40種類以上のメニューテンプレートを内蔵しており、オリジナルメニューの作成も可能です。
メリット:
・初心者でも使いやすい
シンプルなインターフェースと日本語対応により、初めてでも迷わず操作できます。
・多機能性
動画編集、メニュー作成、2Dから3Dへの変換など、多彩な機能を搭載。
・高品質な出力
Blu-rayディスクの一層(25GB)および二層(50GB)に対応し、高画質で書き込み可能。
デメリット
・一部機能が有料
無料版もありますが機能制限があり、フル機能を使うには有料版の購入が必要です。

☉ あらゆる形式の動画や画像からDVD/Blu-rayディスクを作成。
☉ 無料で豊富なメニューテンプレートを提供、DVD/Blu-rayメニューを自由に編集。
☉ 1クリックでISOファイルをDVD/Blu-rayディスクに焼く。
☉ 写真スライドショーを作成してDVD/Blu-rayディスクに焼く。
☉ 実用な追加機能でより強力なDVD/Blu-ray作成ソリューションを提供。
1. Leawo公式サイトからソフトをダウンロードし、インストールします。
2.「Blu-ray作成」モジュールを起動し、「ビデオを追加」ボタンをクリックして、ブルーレイに書き込みたい動画ファイルを選択します。
3.必要に応じて動画を編集し、メニューをカスタマイズします。メニューテンプレートを選び、背景やテキストを自由に変更可能です。
4.出力形式(BD-25またはBD-50)、画質、アスペクト比を設定します。

5.設定が完了したら、右上の「書き込み」ボタンをクリックします。
6.ブルーレイディスクへの書き込みが完了するまで待機します。

Leawo Blu-ray作成のガイド動画:
「multiAVCHD」でパソコンの動画をブルーレイに焼く方法
「multiAVCHD」は、完全無料で利用できるBlu-rayオーサリングソフトです。MP4、MKV、AVIなど多様な動画形式に対応しており、「ImgBurn」のようなライティングソフトと併用することで、家庭用Blu-rayプレーヤーで再生可能なディスクを作成できます。また、メニューの自動生成やチャプター作成機能を備えており、複数の動画を1枚のディスクに収録することも可能です。
ただし、multiAVCHDは英語版のみで、日本語での操作はできません。
メリット
・無料で利用可能
完全無料でありながら、プロ仕様のオーサリング機能を備えています。
・多彩な機能
メニュー作成、チャプター追加、複数動画の収録など、幅広い用途に対応しています。
・幅広い形式対応
MP4、MKV、AVIなど、主要な動画形式をほぼすべてサポートしています。
デメリット
・英語版のみ
ソフトは英語で提供されており、日本語化ファイルも存在しません。
・ライティング機能なし
ディスクへの直接書き込み機能がないため、別途ライティングソフトが必要です。
・動作が重い
高機能な分、動作が重くなることがあり、特に古いPCでは使用が難しい場合があります。
・初心者には難しい
インターフェースが複雑で、操作に慣れていない初心者には使いこなすのが難しいとされています。
1. multiAVCHD公式サイトからソフトをダウンロード・インストールします。あわせて、書き込み用ソフト(例:ImgBurn)も事前にインストールしておきます。
2. multiAVCHDを起動し、「Add video Files」ボタンをクリックして、Blu-rayに焼きたい動画ファイルを追加します。

3. 画面左下の項目で、出力フォルダ(保存先)を設定します。

4.「Start」ボタンをクリックします。

5. 「Blu-ray Disc」ボタンをクリックすると、Blu-ray用のBDMVフォルダが作成されます。

6. ImgBurnを起動し、「ファイル/フォルダーをディスクに書き込み」モジュールを選択します。

7. 先ほど作成したBDMVフォルダをImgBurnに追加します。

8. 出力先を空のBlu-rayディスクに指定し、変換ボタンをクリックします。処理が完了するまで待機します。

パソコンの動画をブルーレイに焼いてテレビで見る際によくある質問
ブルーレイレコーダーで動画をブルーレイディスクにダビングできるのか?
ブルーレイレコーダーは、通常テレビ番組やビデオカメラで撮影した映像をダビングするために設計されています。パソコンに保存された動画を直接ダビングすることはできません。
そのため、ブルーレイレコーダーではなく、PCでオーサリングソフトを利用して動画をブルーレイに書き込む方法をおすすめします。
Windows Media Playerで動画をブルーレイディスクに書き込みできるのか?
残念ながら、Windows Media Playerを使用してブルーレイディスクに動画を書き込むことはできません。
Windows Media Playerでは音楽CDやDVDの書き込みは可能ですが、ブルーレイ形式の動画を作成する機能はありません。また、作成したDVDはPCでのみ再生でき、一般のDVDプレイヤーでは再生できません。テレビやDVDプレイヤーで再生するには、やはりオーサリングソフトを使用して、MP4をDVD-Video規格に変換してディスクを作成する必要があります。
まとめ
本記事では、パソコンの動画をBlu-rayに焼いてテレビで視聴するために必要なものを紹介しました。その中でも最も重要なのは、専用のオーサリングソフトです。
「Leawo Blu-ray作成」と「multiAVCHD」は、それぞれ異なる特徴を持つBlu-rayオーサリングソフトです。「Leawo Blu-ray作成」初心者でも直感的に操作でき、編集機能やメニュー作成機能が豊富です。一方、「multiAVCHD」完全無料で利用でき、対応形式や機能も充実していますが、操作がやや複雑で、環境によっては動作が重くなる場合があります。用途やスキルレベルに応じて、自分に合ったソフトを選びましょう。