- DVDFabは機能分割が非常に細かく、専門用途向けだが購入判断を誤りやすい
- コピー・リッピング・作成という基本機能自体は、他社と大きな性能差はない
- BDAV(レコーダー録画Blu-ray)対応はDVDFabでは別製品扱いになる点が重要
- 長期的なコスト・運用面では、用途が限定されるほどLeawoが有利になりやすい
DVDFabは、DVD・Blu-ray・UHD(4K Blu-ray)を対象に、コピー、リッピング、ディスク作成、編集、AI処理までをカバーする総合ソフトです。長年にわたりアップデートが続けられており、コピーガード対応のスピードや対応ディスクの広さは業界内でも知られています。一方で、DVDFabが機能単位で細かく製品を分割して販売する設計を採用しているため、実際に調べ始めると「どれを買えばいいのか分からない」と感じる人が多いのも事実です。
本記事では、DVDFabの各製品を網羅的に並べるだけでなく、DVDFabの基本的な概要から、各製品の特徴、購入時のポイント、そして競合製品との比較までを詳しく解説します。
DVDFabの購入は危険?
結論から言えば、DVDFab自体が危険なソフトではありません。公式サイトから正規版をダウンロードして利用する限り、ウイルスやマルウェアといった問題は確認されていません。ただし、モジュール誤購入しやすいと返金処理が困難などの指摘がある点については、注意が必要です。

DVDFabの購入の危険性や無料版の制限内容については、以下の関連記事で詳しく解説していますので、あわせてご確認ください。
DVDFabに含まれている製品構成(用途別整理)

DVDFabには、ディスクのコピー、変換、作成といったカテゴリごとにさまざまな製品が用意されています。これらは単体で購入可能ですが、複数の機能をまとめたパッケージも存在します。以下では、各製品の主な役割と特徴を分類して紹介します。製品の価格は変動する可能性がありますが、2026年現在の目安として参考にしてください。
コピー系:ディスクをディスク/ISOに保存

コピー系はバックアップ用途の中心となる機能です。これらの機能を利用して、ディスクのデータをブランクディスクにコピーしたり、ISOファイルに書き込むことができます。DVDFabではディスクの種類ごとに製品が分かれています。
| 製品名 | 主な機能 | 価格 |
|---|---|---|
| DVDFab DVD コピー | DVDをDVDやISOにコピー | 約1.2万円 |
| DVDFab Blu-ray コピー | Blu-ray(市販ディスクBDMV)をBlu-rayやISOにコピー | 約1.45万円 |
| DVDFab Blu-ray レコーダーコピー | 録画されたBlu-ray(録画ディスクBDAV)をBlu-rayやISOにコピー | 約1.45万円 |
| DVDFab UHD コピー | 4K UHD(BDMV)をUHDやISOにコピー | 約1.45万円 |
| DVDFab 4K レコーダーコピー | 録画された4Kブルーレイディスク(4K BDAVディスク)をUHDやISOにコピー | 約1.45万円 |
リッピング系:ディスクを動画・音声ファイルへ変換

リッピングとは、ディスクのデータをPCに取り込む作業です。以下のDVDFabリッピング機能を利用して、ディスクのコンテンツをMP4やMP3などの形式に変換し、PCやNASで再生できます。
| 製品名 | 主な機能 | 価格 |
|---|---|---|
| DVDFab DVD リッピング | DVDをMP4やMP3などのファイルに変換 | 約1.2万円 |
| DVDFab Blu-ray リッピング | Blu-ray(BDMV)をMP4やMP3などのファイルに変換 | 約1.45万円 |
| DVDFab Blu-ray レコーダーリッピング | 録画されたBlu-ray(録画ディスクBDAV)をMP4やMP3などのファイルに変換 | 約1.45万円 |
| DVDFab UHD リッピング | UHD BDMVをMP4やMP3などのファイルに変換 | 約1.45万円 |
作成系:動画ファイルをディスクに書き込む

動画ファイルをDVDやBlu-rayディスクとして書き込みたい場合は、作成系モジュールを使用します。メニュー作成機能や字幕設定なども用意されています。
| 製品名 | 主な機能 | 価格(税込) |
|---|---|---|
| DVDFab DVD 作成 | 動画ファイルをDVDに書き込み | 約8700円 |
| DVDFab Blu-ray 作成 | 動画ファイルをBlu-rayに書き込み | 約8,700円 |
| DVDFab UHD 作成 | 動画ファイルをUHDに書き込み | 約1.37万円 |
ディスク間の変換

このカテゴリは、DVDとBlu-ray、Blu-rayとUHDといったディスク規格間の変換を目的とした製品です。物理メディアの種類を変更したい場合に利用されますが、一般ユーザーの利用頻度はそれほど高くありません。
| 製品名 | 主な機能 | 価格 |
|---|---|---|
| DVDFab ブルーレイDVD 変換 | Blu-rayをDVD形式に変換 | 約1.08万円 |
| DVDFab DVD ブルーレイ 変換 | DVDをBlu-ray形式に変換 | 約1.08万円 |
| DVDFab Blu-ray UHD 変換 | Blu-rayをUHD形式に変換 | 約1.08万円 |
| DVDFab UHD Blu-ray 変換 | UHDをBlu-ray形式に変換 | 約1.08万円 |
その他の機能

他のモジュールと比べて、これらのモジュールの使用頻度は高くありません。
| 製品名 | 主な機能 | 価格(税込) |
|---|---|---|
| DVDFab DVD Cinavia 除去 | DVDからCinaviaウォーターマークを削除しながら、ロスレスでAC3高音質オーディオを出力 | 約9280円 |
| DVDFab Blu-ray Cinavia 除去 | Blu-rayオーディオトラックに埋め込まれたCinavia保護を除去しDTS-HDオーディオを出力 | 約1.45万円 |
| DVDFab UHD Cinavia 除去 | 4K Ultra HDブルーレイからCinavia保護を除去しDHS-HDロスレスオーディオを出力 | 約1.45万円 |
| DVDFab UHDドライブツール | UHD非対応のファームウェアをダウングレードし、UHDドライブにする | 約1.88万円 |
| DVDFab Blu-ray After Editor | ブルーレイ ISOファイル/フォルダに新しい音声や字幕を追加したり、既存の音声や字幕を置き換えたりする | 約1.88万円 |
| DVDFab UHD After Editor | 4K Ultra HD ブルーレイ ISOファイル/フォルダに新しい音声や字幕を追加したり、既存の音声や字幕を置き換えたりする | 約1.88万円 |
AIツール

近年のDVDFabは、AI技術を活用した映像処理にも力を入れています。AI系はGPU性能への依存度が高く、環境によっては費用対効果が合わないケースもあります。
| 製品名 | 主な機能 | 価格(税込) |
|---|---|---|
| DVDFab NVIDIA AI 高画質化 | AIでSDR映像を高解像度化し、HDR10に変換 | 約1.88万円 |
| DVDFab AI Upscaler | 低解像度動画を高解像度化 | 約2.03万円 |
| DVDFab AI HDR 変換 | 動画を1080p/4K HDR10およびDolby Vision対応のMP4/MKVに強化 | 約2.03万円 |
DVDFabを買う時のポイント・注意点
DVDFabを購入する際には、いくつかの重要なポイントを押さえておくことが大切です。
1. すべての機能が一つのソフトに統合されている
DVDFabは一つのソフトに見えて、実際は多数の有料モジュールで構成されています。特定用途だけを想定している場合でも、後から別製品が必要になる可能性があります。たとえ一つの機能しか使わなくても、他のモジュールが同時に存在する点は理解しておく必要があります。

2. 価格が高くなりやすい
単体モジュールの価格は1万円以上が中心です。用途が増えるほど総額が膨らみやすいです。複数用途がある場合、個別購入を続けると想定以上の出費になる可能性があります。

3. Blu-ray系はDVDを扱えない
DVDFabのBlu-rayコピー/リッピング製品は、DVDには対応していません。DVDとBlu-rayを両方扱う場合、別途DVD用モジュールが必要になります。これに対し、競合他社の製品では一つのツールで両方をカバーしているものもあります。例えば、Leawo Blu-ray変換やコピーでは、Blu-rayとDVDの両方に対応しています。
3. BDMVとBDAVの理解が必須
市販Blu-ray(BDMV)と録画Blu-ray(BDAV)は内部構造が異なります。DVDFabの標準Blu-rayリッピングではBDMVが主対象ですが、BDAVを扱うには専用レコーダーリッピング製品が必要です。この点を見落とすと、購入後に使えないという事態が起こります。
DVDFabどれを買えばいい?機能や価格で選ぼう!
機能で選ぶ
DVDFabには多くのモジュールがあり、それぞれ異なる機能と異なるディスクタイプをサポートしています。ご自身のニーズに合わせて必要なモジュールを購入できます。

コピー目的ならコピー系、ファイル変換ならリッピング系、ディスク作成なら作成系を選択します。ディスクからデータを別のディスクやISOファイルにコピーしたい場合は、コピーモジュールが適しています。これにより、ディスクの複製を作成できます。一方、ディスクをMP4やMKVなどのデジタルファイルに変換するなら、リッピングモジュールを選びましょう。これでモバイルデバイスでの視聴が容易になります。また、動画ファイルをディスクに焼き込む場合は、作成モジュール(DVD作成、Blu-ray作成、UHD作成)が便利です。
価格で選ぶ
価格面では、単体モジュールの高さがネックですが、複数のモジュールが必要ならオールインワンパッケージ(約4万円以下)の方が結果的に安くなります。これで個別購入より数万円節約できます。さらに、DVDFab コピーリッピングパックやBlu-ray パック究極版などのバンドルも存在し、数千円から1万円程度節約できるケースもあります。

DVDFabとLeawoを比較する
それでもDVDFabが高すぎると思う場合は、Leawoを試してみてください。

DVDFabは機能の豊富さが魅力で、コピー、変換、AI高画質化まで幅広くカバーしています。一方、Leawoは基本的なコピー/リッピング機能と使い方がDVDFabと似ていますが、価格が大幅に安い点が強みです。また、Leawoは1製品で複数ディスク形式をまとめて扱える設計になっています。例えば、Leawo Blu-ray変換(約1万円)を購入すればでは、Blu-ray・DVD・BDAVの変換を一つの製品で行えますが、DVDFabでは複数モジュール(約三万円)を購入する必要があります。

DVDコピー・リッピング・作成
Blu-rayリッピング・コピー・作成
UHD Blu-rayリッピング・コピー・作成
レコーダーで録画したBlu-rayディスクをコピー・変換
動画形式変換
ディスクの暗号化解除
以下は、LeawoとDVDFabの比較表です。
| 項目 | DVDFab | Leawo |
|---|---|---|
| 機能の豊富さ | 高(AIツール、Cinavia除去など) | 中(コピー・作成・リッピングの基本機能を中心に) |
| 価格 | 高(単体1万円以上) | 低(数千円から) |
| メリット | 機能が多い; 高度なコピーガード解除技術 | DVDFabより使いやすい; 単価が大幅に安く; 対応メディア範囲が広い |
| デメリット | 高価; 対応メディアが細かく分かれている | DVDFabより機能が少ない |
| 向いている人 | 特定機能だけをピンポイントで使いたい中・上級者; 価格よりも対応スピードや多機能を重視する場合 | 長期的なコストを抑えたい人; 簡単な操作を求めるパソコン初心者 |
まとめ
DVDFabは非常に高機能で、専門用途にも対応できるディスク処理ソフトです。ただし、製品構成が細かく、価格も高めなため、用途を明確にしないまま購入すると誤購入しやすいことがあります。一方、コストや対応範囲を重視する場合は、Leawoのような代替製品も検討する価値があります。重要なのは「有名だから」ではなく、「自分の利用目的に合っているかどうか」を基準に選ぶことです。この記事で紹介したように、機能や価格、注意点を考慮すれば、自分に合ったものを選んでください。


