現在でも、動画コンテンツの保存媒体としてDVDを利用している方は少なくありません。私自身も、長年にわたってDVDを使って映像データを管理してきました。しかし、DVDケースやディスク、ジャケット用紙のサイズを正確に把握していないと、印刷したジャケットがケースに合わない、収納棚に収まらないといったトラブルが起こりがちです。
そこで本記事では、DVDケースの種類ごとのサイズ、ジャケット用紙の寸法、ディスクの規格サイズ、さらにDVDの画質仕様までを分かりやすく整理して解説します。あわせて、複数のDVDに保存された動画を1枚のBlu-rayディスクにまとめる方法についても紹介します。DVDやBlu-rayをより効率よく活用したい方は、ぜひ参考にしてください。
DVDケースの種類とサイズ

DVDケースは外見が似ていても、実際には複数の規格が存在します。特に「トールケース」と呼ばれる縦長タイプには、微妙なサイズ差があります。ここでは、主なケースのタイプを挙げ、サイズの詳細を説明します。
| ケースタイプ | 縦 (mm) | 横 (mm) | 厚さ (mm) | 主な用途 |
| アマレータイプ | 190 | 135 | 14 | 映画・音楽DVD |
| ワーナータイプ | 190 | 142 | 14 | PCソフト |
| Pケース | 142 | 125 | 10 | レンタル・プロモーション |
| PPケース | 190 | 135 | 7 | 限定版・耐久重視 |
| スリムトールケース | 190 | 105 | 7 | 音楽アルバム |
| マルチケース | 190 | 135 | 20+ | シリーズ物 |
| BD専用ケース | 170 | 135 | 15 | Blu-ray互換 |
アマレータイプ
アマレータイプは、現在もっとも普及しているDVDトールケース規格です。映画ソフト、音楽DVD、アニメ作品など、市販DVDの大多数がこのタイプを採用しています。このタイプは、棚への収納がしやすく、日常使いに適しています。ジャケットの交換もしやすく、個人での印刷・差し替えにも向いています。

ワーナータイプ
ワーナータイプは、主にPCソフトや業務用ソフトのパッケージで採用されるケースです。外見はアマレータイプと似ていますが、横幅が少し大きくなっています。普及率はアマレータイプほど高くありませんが、古いソフトや特定メーカーの製品では現在も見られます。

Pケース(ジュエルケース / プラスチックケース)
Pケースは、CDケースに近い形状をしたプラスチックケースで、音楽DVDやシンプルな映像作品で使用されることがあります。DVDだとちょっと小さくてジャケットがはみ出したりするけど、安くて軽いから自作DVDやデータディスクでよく使われます。

PPケース(ポリプロピレンケース)
PPケースはポリプロピレン素材を使用した柔軟性のあるケースです。軽量でコストが低く、CDの薄型ケースと雑誌付録DVDなどにも多く採用されます。耐久性はトールケースより低めですが、携帯性に優れます。

スリムトールケース
通常のトールケースよりも薄型のケースで、収納スペースを節約したい場合に適しています。書籍棚や狭いスペースでの保管に適しており、音楽アルバムやドキュメンタリーDVDで人気です。大量保管する場合にも効果的です。

マルチケース
1つのケースに複数枚のディスクを収納できるタイプです。2枚、4枚、6枚対応など種類があります。映画シリーズやTVドラマBOXなどで使用されます。

BD専用ケース
Blu-ray用に設計されたケースで、DVDケースよりも高さがやや低くなっています。高解像度メディアの保護に特化しており、DVDからBlu-rayへの移行時に便利です。DVDケースと混在させると棚の高さが揃わない点に注意が必要です。

DVDジャケット用紙のサイズ
DVDジャケット用紙は、ケースの外観を決める重要な部材です。一般的に、ジャケットはケースの寸法に合わせてカットされ、折り目が設けられています。適切なサイズを選ぶことで、印刷のクオリティが高まり、プロフェッショナルな印象を与えます。

ジャケットの印刷では、用紙の厚さも考慮が必要です。一般的には120g/m²以上の光沢紙が推奨され、耐久性と発色を両立します。実際に自作ジャケットを作成する際、テンプレートを使用するとミスを防げます。また、環境に優しいリサイクル紙の選択肢も増えています。以下に、主なケース対応のジャケットサイズを表でまとめました。
| ケースタイプ | 展開縦 (mm) | 展開横 (mm) | 背表紙幅 (mm) | 推奨用紙厚さ (g/m²) |
| アマレータイプ | 183 | 272 | 14 | 120-150 |
| ワーナータイプ | 183 | 286 | 14 | 120-150 |
| スリムトールケース | 183 | 212 | 7 | 100-120 |
| BD専用ケース | 149 | 264 | 15 | 130-160 |
DVDディスクの種類とサイズ
DVDディスク自体にも複数のサイズがあります。主に8cm型と12cm型の2つのサイズが存在します。用途に応じて選択されます。
| ディスクタイプ | 直径 (mm) | 容量 (GB) | 主な用途 | 互換性 |
| 8cm型 | 80 | 1.4 | 短編動画・小型デバイス | 低 |
| 12cm型 | 120 | 4.7-17 | 映画・データ保存 | 高 |
8cm型DVD
8cm型DVDは、コンパクトなサイズが特徴で、直径80mm、容量約1.4GBです。ビデオカメラや小型デバイスで使用され、短い動画の保存に適しています。実際に旅行記録を残す場合、このサイズの携帯性が便利です。ただし、互換性が低いので、プレーヤーとの相性の確認が必要です。
12cm型DVD
12cm型DVDは、標準サイズで、直径120mm、容量4.7GB(片面単層)から最大17GB(両面二層)です。これは最も使われているDVD種類で、映画や大容量データの保存に広く用いられ、ほとんどのプレーヤーで再生可能です。

DVDの画質(解像度)について

DVDの画質は、標準的な解像度は720×480ピクセルで、NTSC方式に基づいています。これは、SD(Standard Definition)画質に相当し、これはフルHD(1920×1080)や4Kと比べると大幅に低い数値です。そのため、大画面テレビで再生すると画質の粗さが目立つ場合があります。
| メディア | 解像度 |
| DVD | 720×480 |
| Blu-ray | 1920×1080 |
| 4K Blu-ray | 3840×2160 |
追記:複数のDVDを一枚のBDに納める方法
複数のDVDを1枚のBlu-rayにまとめるのは、空間節約とバックアップの有効な手段です。この方法により、コレクションの整理がしやすくなります。この用途に適したソフトがLeawo DVD ブルーレイ変換です。DVDをオリジナル画質のままBlu-rayディスク、BDフォルダ、ISOファイルへ変換できます。さらに、複数DVDの結合にも対応しています。
・DVDをBlu-rayディスク、BDフォルダー、ISOイメージファイルに変換
・複数のDVDファイルを1つのBlu-rayファイルにまとめてバックアップ
・画質を損なわずに、変換したいDVDタイトルの選択も自由自在に
・内蔵メニューテンプレートでディスクメニューを自由にカスタマイズ
・ディスクの暗号化解除
以下は、複数のDVDを一枚のBDに納める手順です。
- まず、変換ソフトを起動し、DVDからBlu-rayへの変換機能を選択します。

- 次に、元のDVDをドライブに挿入し、読み込みを実行します。読み込んだタイトルの中から、必要なものを選定します。全タイトルをまとめる場合、フルモードを選択し、主な部分のみならメインモードが適しています。タイトルはプレビュー機能で確認可能です。

- 読み込み後、タイトルの順序を調整し、出力先のBlu-ray規格を設定します。メニュー作成機能を使って、ナビゲーションをカスタマイズします。複数のDVDを読み込みたい場合は、DVDをISOファイルに保存してから読み込めます。

- 空のBlu-rayディスクを挿入したら、書き込み先をドライブに指定します。ISOファイルやフォルダ出力も選択可能です。最後に、書き込みボタンを押して変換を開始します。

結論
DVDのサイズに関する知識は、ケース・ジャケット・ディスク・解像度と複数の要素が絡み合っています。それぞれを正しく理解することで、印刷ミスや収納トラブルを防ぐことができます。この記事が、DVD愛好家や制作者の参考になれば幸いです。では、快適なメディアライフをお楽しみください。
